こあざさん観察日記

★管理人★たこのす★

こあざさんへ心からの感謝と尊敬と謝罪と、それから愛をこめて。

更新日2024/01/07

開設日2004/06/20

イントロダクション

〜たことこあざのものがたり〜

むかしむかしあるところに、あざらしのおんなのこがいました。

まるまるしてころころした、ちいさなかわいいあざらしでした。

あざらしのおんなのこは、およぎがあまり上手ではありませんでした。

だから、いつも氷の上でお空をながめていました。

ある日、おんなのこがいつものように氷の上でお昼寝をしていると、

メガネをかけた、たこのおとこのこが、ちいさな舟に乗ってやってきました。

おとこのこは、おんなのこをみつけると、ひものついた小さなモリをぴょんと撃ちました。

すると、モリはみごと、おんなのこのかわいいおしりにぷすっと刺さりました。

おんなのこは目を覚まし、「なんだかおしりがかゆいわ」と思いました。

おとこのこはおんなのこの小さなおしりにバンソーコを貼ってあげました。

そして、「今日から、きみはこあざらしだ」と言って、にっこりしました。

そのうち、たこのおとこのこは、おんなのこを「こあちゃん」と呼ぶようになりました。

あざらしのおんなのこも、おとこのこを「たこちゃん」と呼びました。

ふたりは丘の上に小さなおうちをたてて、いっしょに暮らしはじめました。

小さな表札には、ふたりの呼び名をとって「たこあ」とかきました。

それから、ふたりはいっしょにごはんを食べたり、寝たり起きたりしました。

いっしょにテレビや映画をみたり、あちこち旅行にでかけたりしました。

たくさんたくさん、お互いにいろいろな話をしました。

ふたりの相性がとても良いことを知ったのは、それからずっと後のことでした。

いっしょに泣いたり笑ったり、ほんとうにいろいろなことがありました。

だって、いくら相性が良いと言っても、「たこ」と「あざらし」がいっしょに暮らすのですもの、

それはもう、いろいろなことがあるはずですよね。

ここにはそんなふたりのことがほんの少しだけ、つづられています。

つづきは、ふたりだけのナイショです。